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書棚にある阿部進氏の『糖尿病からの生還―合併症との戦い』を再読した。

 
 
 

 

 

 

このブログでは阿部進さんの著作がよく登場する。

 

でも、著作はだいぶ前に発行された本で、現在は中古本でしか扱いがない。

 

また、医者が書いた健康本ではなくて、医学や医療とは関係ないバックグラウンドをもった、糖尿病患者だった著者が、他の大病院では対処できない病気の数々を独自の治療法で治していたと言う、血液学が専門の大阪の開業医 M先生(故 三木一郎医師)の治療法を書いた内容である。

 

これらを前提に投稿を読み進めて欲しい。

 

著者で、教育評論家の阿部進さんは、中年期に入ってから糖尿病になり、60歳の頃には失明寸前までの状態になったそうなのだが、このM先生の治療を受け、厳密に食事法を守ったことで、失明は免れたそうだ。残念ながら、昨年2017年に87歳で胃がんで亡くなってはいるのだけど。

 

私は糖尿病ではないが、昔から虚弱体質ということもあり、別の著述家、これまた、医学や医療とは関係ないバックグラウンドをもった方が、M先生についてを書いた雑誌の連載経由で、この不思議な医者の存在を知り、糖尿病だとか癌だとか膠原病の治療に興味を持った。

 

阿部さんとはまた別の方の著作によると、M先生は、西洋医学の発展は動物実験の歴史/動物がかからない病気が自己免疫疾患(アリューシャンミンクを除く)/(人間に近い)ゴリラやチンパンジーやオラウータンは高価だから実験できない医学界の現実がある、ということを指摘し、ご自分と奥さんの体と、患者さんの治療を通して、独自の治療法と食事法を生み出したそうだ (『世にも美しいダイエット カラダ革命の本』220ページ)。

 

先生の論文ではないし、古い情報だし、『世にも美しいダイエット カラダ革命の本』も、医学や医療とは関係ないバックグラウンドをもった方の著作だから、こういう本が昔に出ていたという程度で捉えて欲しい。私自身も医学や医療とは関係ないバックグラウンドをもった人間である。

 

私は十代半ばからよくわからない病気にかかっているから、大阪まで行ってM先生の診察も受けてみたかったがそれはやらず(行くべきであった)、唯一できる食事法を、俄かで二十年以上続けていた。

 

詳細は本書を古書店で入手するか、図書館で借りて読んでいただきたいのだけど、ざっくり言うと、M先生の食事法は、米・砂糖・芋・酒なし、一日4-5L水に良い塩を25g、葉野菜を主食、というものだから、今は、一日4L-5L水に良い塩を25gとバケットを時々多めに食べてしまうこと以外、全く問題なくできるけど、二十代三十代の頃の私は大変だった。

 

消費年代にとって、社会と繋がる手段であるアルコールや、人と過ごせる外食がなくなったら、イヤダワーなのである。

 

だから、自己流に、できる範囲で、いい加減にやっていた。せいぜい、米と砂糖をあまりとらない・芋は年に数回・葉野菜が主食ということを行う、大酒飲みであった。

 

加えて、時々、米を食べないことに対して「日本人なのにおかしい!」、砂糖は要らないと言うと「適度な砂糖は体にいいのだ!」、携帯していた手作り青菜ジュース(それから14-5年後にはスムージーと言われるようになる飲み物)をカバンから取り出し飲もうとすると「ババくさいことをやるな!」、と説教をしだす、各方面の友人や知人がいて、普段人に言われることを気にしない私でも、M先生の食事方法は社会から排除と阻害をされるものだと、へこたれてしまった。

 

ただし、やめた食材がでたことで、持病の潰瘍性大腸炎の調子がよくなったことは自覚した。

 

お酒(主にワイン)をやめなかったのは、赤ワインを大量に飲むとお腹の調子が異常によくなることがわかったからだった。

 

時がたち、世間でも糖質排除の流れにはなってきた。

 

約5年前に会社員を辞めて組織に所属しない形態の働き方をするようになってから、会社員時代とは違う世の中の景色が見えてきた。

 

同時に糖質(穀物や砂糖や芋やアルコール)は、農耕が始まって以降の社会形成のためだけに存在するというものと分類された。

 

ここまではよかったのだけど、その大きな気づきがあった半年後には、持病の潰瘍性大腸炎が29年ぶりにひどく再燃して長期入院した。入院前の自宅療養、退院後のリハビリ生活を入れたら、10ヶ月以上を棒にふったことになり散々だった。

 

でもこれを機に、自分が本当にやっていきたい食生活を人に言えるようになった。M先生の食事法をより近いかたちでできるようになった。食事は社会生活を保つために存在するのではなくて、栄養を体内に入れるために存在すると、持病大再燃の時に思った。

 

以前なら、少なくともサラリーマン時代までの私なら、それでは文化がないと言い切っていたけど、文化はいつだって商慣習と産業が作り上げる。

 

私の場合は虚弱体質ということもあって、その食事法が、1-2週間崩れるとすぐに体調がおかしくなる。言い換えれば、食事法をいい加減にやっていた頃は、もっとしょっちゅう体調不良になることが多かったわけだ。それでも、赤ワインを飲むと調子がよくなるから、それを目指して生きていた。

 

だったらお酒を飲めばと思われるかもしれないけど、アルコールは酔っ払うという時間を提供してくれる飲み物だから、それは私の中では大きな消費と捉えており、お正月のお屠蘇を含めて、お酒は一生飲まないだろう。

 

月一回、こまめに病院で検査を行っているので、体調が悪くなっても数科の先生方の助言を仰ぐことができるからリセットができるからまだいいものの、調子がよくなると、すぐに気が緩んでしまうので、常に緊張感は必要。

 

今回、久しぶりに阿部さんの御本を読んだら、ハッとすることも多くて、特に水と塩はしっかりとろうと思った。

 

ブロガー、選書家、音楽配信、書籍企画、自由業リモート職(Webマーケティング、翻訳) / Plenitude Interactions LLC / 放送大学学生 / 潰瘍性大腸炎 UC IBD 30年、ナルコレプシー、強膜炎、反応性低血糖症 / 水4L以上、海塩25g以上、バター100g、リノール酸油100cc、青菜400g以上摂取し、六千歩以上のウォーキングと軽い筋トレ、睡眠7.5時間をとることが健康維持の毎日の目標 / 陸の哺乳類肉と米と芋と砂糖とアルコール摂取は以前にやめた / HipHop / アフリカンアメリカン文学古書収集家でその手の本をたくさん所有する最小限主義者 / 元音楽レーベル&出版社勤め / アイコンは宇野亜喜良氏「妖艶な女帝」 / お気軽にご連絡ください hello@plen-act.com (08/25/2018 最終更新)

 
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