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山田詠美さんの『4 Unique Girls 人生の主役になるための63のルール』を図書館で借りた。

 

 

私が読んだのは最初にでた単行本だが、今年になって文庫本でも発売になっている。

 

高校生の頃に山田詠美さんの作品に出合った。

 

入りたくて入ったわけではない都立高校。

 

自分のことを名前で呼ぶ女子を中心に学年が回っているようなふしがあったことが不満だったとか。

 

仕切りグループの男子たちが下層グループの男子たちを「昆虫」と呼び、毎日昼休みに「昆虫狩り」という中庭のコテージから彼らを吊るすことに不快を感じていたこととか。

 

自分の病気の発症があったり、母の癌とその治療入院で家事疲れしまっていたとか。

 

人生で最も辛い頃、「オリーブ」に連載されていた「放課後の音符」は私の救いの短編小説だった。

 

当時の「オリーブ」は、まだ山ガール的ほんわかな雰囲気がない頃の、セクシーな雑誌であった。

 

それからずっと山田作品は読み続け、時に離れてしまったことはあるのだけど、十代のうちにそのDNAが私の体に入り込んでしまったから、肉親みたいな「血」が彼女の著書に引き戻す。

 

このエッセイは近年でいちばん面白いエイミーワールドだった。

 

自分が嫌いなことやものを共有できたから、とてもいい気分になった。

 

若いうちに山田作品の洗礼を受けたからそうなってしまったのか、私にその要素があったから山田さんの言っていることにいちいち納得してしまうのか、わからない。

 

断言できるのは、嫌いなことが一緒であるのも共感の一つの材料になるということ。

 

私はこの本をビジネス書ばかり読んでいる人に是非読んでもらいたいと思っている。

 

ビジネス書を読んで頭が良くなったと思っている人には「粋」というセンスを磨いてもらいたいのだ。

 

「粋」はコマーシャライズされていないし、筋道が通っている。

 

日本のビジネスパーソン必読の日本経済新聞の夕刊で「つみびと」を連載中の作家のエッセイですよ。

 

ビジネス書好きは、受け身の振る舞いを好むことを良く知っているので、『4 Unique Girls 人生の主役になるための63のルール』のContentsから目次を抜粋し掲載させていただく。

 

目次を読むだけでもビジネス書では得られない、山田詠美さんによる「粋」が伝わるかと思う。

 

「はじめに

1「ユニークな女」の条件

2 目指すは「磨かれた女」

3 前向きシンドローム

4 どの価値観を一致させるべき?

5 「残りの人生の最初の一日」から始める

6 パパ、ドント プリーチ

7 私の「お気に入りの孤独」

8 年齢なんか、ただの数字?

9 姉貴分と妹分、どっちになりたい?

10 天下のまわりものの話

11 良いお金持、悪いお金持

12 ドラマクイーンは身のほど知らず

13 「美白」反対同盟結成

14 一点”堅気じゃない”主義(一)

15 一点”堅気じゃない”主義(二)

16 まだ”モテ”たいですか?

17 ただならない人のチャーム

18 若さを恥じるチャンス

19 男ともだち

20 小説の存在意義は

21 何かに見とれるために

22 「いい思い」と「いい経験」のはざま

23 女ともだちは永遠の悪ガキ仲間

24 見方を変えて手に入れる幸運

25 お洒落魂よ!

26 セレブ嫌い

27 元を取りたいですか?

28 〈いただく〉の多用禁止を!

29 正しく謝られてますかー?

30 聡明なる美味を求めて

31 悪口の楽しみ

32 別声帯、ありますか?

33 美しきハイヒールの拷問

34 はじめに触覚ありきで

35 アンチ透明感のある女

36 男と女の、ああ、すれ違い

37 トラディッションの有効活用

38 年齢不詳に年齢あり

39 アイ キャンディな男

40 ダイエットの止め時は?

41 小説家のお洋服考(一)

42 小説家のお洋服考(二)

43 ヨメ夫さん増殖

44 自分のパートナーと呼ぶ女

45 嫉妬する側、される側

46 喪を飾るものは

47 「アン」体験ありますか?

48 洗練と引き替えに、失うときめき

49 インタヴューのプロとアマ

50 ロールモデルのある幸せ

51 親を呼ぶドレスコード

52 無礼者追放案

53 眼福は女の「たけなわ感」

54 ビルが教える自由のまとい方

55 イタいの飛んでくお年頃

56 ニューヨークの上級者に敬意を!

57 女子大好き疑惑

58 黙って待つヨメ、出来たヨメ

59 ウェディングバンケットの感慨

60 続・ウェディングバンケットの感慨

61 幸せの種、捨てたいの?

62 黒の扱い、どうします?

63 唇と唇なら、もう!

ユニークな主人公への招待状 −あとがきにかえて」

 

実際に本を読んでみるとさらにセンスが磨かれる。

 

それから、やるせない気持ちも、言葉にしていいんだということも確認ができるだろう。

 

清々しい気持ちになり、今すぐの活力になることは間違いない一冊。

 


 

 

 

 

ブロガー、選書家、音楽配信、書籍企画、外国企業からリモートで仕事を請け負う自由業(Webマーケティング、翻訳、コンサルタント・営業代行) / Plenitude Interactions LLC / 2017年秋より約20年ぶりに学生 / 虚弱体質(潰瘍性大腸炎 UC IBD 30年、ナルコレプシー、強膜炎) / HipHop / アフリカンアメリカン文学古書収集家でその手の本をたくさん所有する最小限主義者 / 読書は歴史、人文思想、経済、科学、テクノロジー、外国文学を中心にだいたい100冊以上、最近になりHow-To本も読み物に加わった / 元音楽レーベル&出版社勤め / アイコンは宇野亜喜良氏「妖艶な女帝」 /  お気軽にご連絡ください hello@plen-act.com (04/24/2018 最終更新)

 

 
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