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私は1971年度の生まれである。

 

30前後の人達と話したり、高校を卒業した後何をやっていたかにもよるが、数コ上の人達と話すと、私の世代(正確に言うと学年)も「バブルの恩恵を受けた」と勘違いすることが多い。

 

ここで言うバブルは、80年代半ばから1991年の日本の資産価格の上昇期のことです。

 

Day 70/365: Bubblesvia Karen Ilagan さん

 

若い人達は、四十以上の人は皆バブリー生活を送っていたと思うみたいだし、数コ上の人達は、「あの頃よかったわよねー。年収高かったよねー」と同意を求める。でも、残念ながらギリギリいい思いしていないのですよ、と答えると、若い人はびっくり、年上の人達はジェネレーションギャップを感じるとショックがる。

 

確かに、私の学年でも高校を卒業をしてすぐに就職、ストレートで短大や専門学校に入学して就職していれば、1-3年くらいは、パーッとしていたみたいではある。

 

東京でだけ有名な短大卒の女友達は、新卒で中手の商社に入るのだが、夏の初ボーナスの明細書を見る儀式に居合わせた。彼女もドキドキですが、私も見てよいのだろうかというドキドキが。

 

彼女が封を開く。「ウソー!」と叫ぶ。手取りで70万円いかないくらいの賞与であった。どう考えても多い…。決して多くはないお給料のひと月分と予想していたらしいから、本人もびっくり、私もびっくり。パフェでも、ブルーマウンテンでも、何でもオーダーしてちょうだいと、ご馳走してもらった。

 

あの頃、ドトールはポピュラーでないし、カフェは原宿に1軒くらい、喫茶店が主流の時代、珈琲は450円以上が基準。ブルーマウンテンは今も高価だけど10,00円が相場、パフェは若者にとっては相当な贅沢甘味だった。

 

今の四十代半ば以上の、バブル世代はそれ以上にもらっていたようなので、良い意味でもそうではくても、時代が狂うのはあたりまえだ。未だに、目に見える物への執着が強いのも世代的な特徴だけど、バブルの時代に、お金を沢山使って、良い物を購入したり、一流のものを見て触れてきた人が多いから、とても目利きでもある。一長一短あるから、バブル経済が残した物への、いい悪いのジャッヂはできない。

 

学生にとってのバブル期は、求人誌「From A」が分厚くてアルバイトには困らないとか、無料イヴェントが多いとか、派手なクラブが続々オープン(芝浦Goldとか西麻布Yellowなどの楽しい場所)、社会人からしょっちゅうご馳走になるということは確かにあったから、間接的には恩恵を受けていたとも言える。

 

時代は前後するけど、私が中高生の頃はファッション誌とカルチャー誌オタクで、雑誌分析ができていたのも、バブルの影響は大きい。

 

でも、バブルを社会人で体験するのと学生で体験するのとは全然違う。しかしその時代を垣間見ているわけだから、どっちつかずで微妙なのである。

 

崩壊後、通っていた大学では「親父の会社の状態がまずい状況で、学生はやってられない。明日から働かなくならなくなった」とか、同じく親御さんが経営する会社の状況が急変し「来年の春から手に職系の専門学校に通う。それまでアルバイト生活をする」と言って、学校を去る人達がたくさんいて、「バブルはじける」意味を悲しく感じた。

 

同じ学年の人で四年制大学に行った人は、就職活動も大変だったそうだが、私は長々と学生をやっていたため、バブル崩壊後の就職氷河期には縁がなかった。その前に、母校はセメスター(学期)制をとっていて、皆それぞれのペースで、卒業ギリギリまで単位をとることに集中し、それから、派遣で1-2年働いてから正社員の会社に就職とか、縁のあった会社に勤めてそれから起業したり、親御さんの会社を継ぐというパターンが圧倒的だったから、在学中に就職活動をしている人は滅多にいなくて、日本社会では世間擦れしていた。

 

1971年度前後生まれの人がバブル体験者と言ったら微妙だし、私などは、日本の世の中の主流に縁がなかったもので、発言力のある人や媒体が、今の四十代前半をバブル世代と一緒にしてしまうと困ってしまうんですよ。

 

 

未読。

1967年度生まれの著者によると、私の学年もバブル世代の仲間入りに。大迷惑です。

参考資料:“イタい”バブル女は日本の資産?根拠なき自信、荒唐無稽…その正しい活用法とは

「バブル女」という日本の資産 `永遠の勝ち組’世代の消費を読む

 

未読。

スゴいタイトルですね。1970年度生まれのバブル崩壊後の就職組学年の著者。

バブル女は「死ねばいい」 婚活、アラフォー(笑) (光文社新書)

 

 

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ブロガー、選書家、トランスクリプショニスト、書籍企画編集 / Plenitude Interactions LLC / 元音楽レーベル&出版社勤め / ミニマリスト / 在宅・ノマドワーカー / 女性 / 潰瘍性大腸炎(IBD)歴29年 / お気軽にご連絡ください hello@plen-act.com

 
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