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フランスの文筆家のドミニック・ローホーさんの書物を初めて読んだときに、ときめいた物がある。それはパシュミナの大判スカーフである。

 

 Flickr : Tom Martin さん

 

 

その頃くらいから、何かを買う時は旅を念頭に置こうとか、トランク一つの荷物で人間は生きていけるかも、などと思い始めていて、書物以外の物の整理がスタートしていた。衣類はてっとり早く、一番に手をつけていたのだが、処分と必要な物だけの購入だと、少しつまらないという気がしてはいたから、ドミニックさんのこの言葉が妙に輝いてみえた。

 

 

「パシュミナの旅行用の小さな毛布は、普通の毛布を二枚重ねるよりも暖かく、手軽に持ち運ぶことができ、長い間美しくかつ快適に使うことができて、大変重宝します。もちろん値段ははりますが、これ一枚あれば、家のなかでも、旅先でも暖かくすごすことができる優れものです」(『シンプルに生きる』より)

 

 

カシミアの大判スカーフや襟巻きは、若干重く、旅には不向きと感じてもいたので、パシュミナが余計に魅力的な物に思えた。

 

 

実際手に入れてみたら、その暖かさと軽さには驚いた。カシミアを初めて身に付けたとき、多くの人が「ウールは涼しい素材」と感じたと思うけど、パシュミナとカシミアもそのくらいの差がある。そして、バッグの中でもコンパクトにおさまる。真夏も冷房の部屋で大活躍するから、年中使える。毛玉ができやすいのは、ナンだけど、それでもこの手軽さを知ったら、もうカシミアには戻れない。

 

 

パシュミナのスカーフはミニマリストの強い味方になると思う。

 

 

 

シンプルに生きる―変哲のないものに喜びをみつけ、味わう

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最終更新 06/21/2015 17:01

 

ブロガー、選書家、音楽配信、書籍企画、外国企業からリモートで仕事を請け負う自由業(Webマーケティング、翻訳、コンサルタント・営業代行) / Plenitude Interactions LLC / 2017年秋より約20年ぶりに学生 / 虚弱体質(潰瘍性大腸炎 UC IBD 30年、ナルコレプシー、強膜炎) / HipHop / アフリカンアメリカン文学古書収集家でその手の本をたくさん所有する最小限主義者 / 読書は歴史、人文思想、経済、科学、テクノロジー、外国文学を中心にだいたい100冊以上、最近になりHow-To本も読み物に加わった / 元音楽レーベル&出版社勤め / アイコンは宇野亜喜良氏「妖艶な女帝」 /  お気軽にご連絡ください hello@plen-act.com (04/24/2018 最終更新)

 

 
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