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ドミニック・ローホー著『シンプルに美しく生きる44のレッスン』、「小さな住まい」の章で紹介されているヘンリー・デイヴィッド・ソロー『森の生活』を読み始めた。

 

Henry David Thoreau

 via Steve Hammond さん

 

読むのは速い方だが、所によって読む本を変えているし、読書は精神バランスが良い時にできるものなので、上下巻の文庫を読了するのに少し時間がかかるかもしれない。でも、最初の30ページくらいを読んだところ、ドミニックさんが勧めるだけのことはあるという印象を持った。

 

良い書物や好みの著者に出合えると、参考文献や、その人を構成したと言っても良い本も、できる限り読む。小説の場合は、その著者の生涯を知ってから読むとその作品により深みが出る。

 

本の読み方は人それぞれと思うが、私には教えてくれた二人の師がいる。正確に言うと一人と、ひとつだ。

 

一人目は予備校の現国の講師である。過去問に使われている作品や随筆の作者の一生を教えることに授業時間のほとんどを費やし、問題を解くのは二の次というスタイルの先生だった。僕は死ぬときは桜の木の下で切腹を、などと言う人だったし、授業は文学史の授業かと思うくらい背景の説明ばかりだし、最初はこの人は大丈夫だろうかとハラハラしていた。でもバックグラウンドを知ると問題の解答率が高いから、この先生のやり方で良いのだろうと思うようになる。この予備校講師の影響で、著者の人となりや、歴史背景を何となくつかむため、先にあとがきや解説を読んで、本文にいくコースになり、楽しい文字の追い方があるということを知った。

 

ヒップホップの聴き方も本の読み方に繋がった。すなわちヒップホップが本の読み方の師。一曲の中に詰まっているものがたくさんあるから、そこから派生ができるのだ。サンプリングの元ネタを聴いてみようとか、そのアーティストが影響を受けた思想を図書館で調べてみようとか(私の場合は大学でラップを文学として学ぶこともできたのでそれもよかった)、広げることができる。今は、インターネットでの情報もあるし、便利なアプリもあるから、キーワードさえわかっていれば調べやすい。ヒップホップは、一手間かけると新しい世界があり、それは本も同じことだということを教えてくれた。

 

前述の、ソロー『森の生活』の旅はまだ始まったばかりだけど、「哲学を生きる」という言葉に出合い、既に感動している。

 

    

 

追記(06/06/2014 20:20 更新)

 

本の読み方の師として、小中学生の時に影響を受けた角川映画も加えたい。私は原田知世のファンで、彼女に曲を提供するシンガーソングライター達の世界にまでふれ、映画の原作の作家の他の書物も読んでいた。彼女を取り巻くものを知って、彼女をアイドルとしたのである。角川春樹に感謝というところだ。

 

 

 

RealKei JP】最終更新 06/21/2015 16:52  

ブロガー、選書家、トランスクリプショニスト、書籍企画編集 / Plenitude Interactions LLC / 元音楽レーベル&出版社勤め / ミニマリスト / 在宅・ノマドワーカー / 女性 / 潰瘍性大腸炎(IBD)歴29年 / お気軽にご連絡ください hello@plen-act.com

 
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