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昔むかしのお話。台湾人の男の子とデートをしたときのことだ。渋谷で待ち合わせで、まずはタワーレコードへ行こうということになった。彼は、ダンスミュージックが好きというので、どのジャンルだろうと期待をした。ハウスか、テクノか。ところが、彼は二階へ行きたいという。タワーレコード渋谷の二階と行ったら、邦楽だ。勝手にケンイシイか電気グルーヴとなのだと思った。ところが違った。

 

ベルリン 世界時計

ドイツベルリンのアレクサンダープラッツの世界時計。音は世界中をかけめぐる。

 

TKと言い出した。小室哲哉ですよ。コムロ。

 

当時、台湾の音楽好きの間では、小室哲哉氏は神のような存在だったらしい。しかし、私の中では、小室ファミリーを聴く人は、自分に関わることのない人々にカテゴライズされていた。ショックで仕方がなかった。小室さん自体はきっと素晴らしい音楽家とは思うが。

 

食事に行き、それで終わり。後、二度と会うことはなかった。

 

追記:彼は音楽の趣味以外はパーフェクトだった(03/21/2014)。

 

彼を紹介してくれた友達に、その旨を話したら、私がイギリスとアメリカの音楽を聴いて影響されるように、彼は日本の音楽に影響を受けるのよと諭された。ヨーロッパ→アメリカ→日本→その他の東アジア諸国、これはわかる。私が衝撃だったのは、そんなことより「ダサい音楽が外国に流れている」ということだった。1996-7年の話しだから、その頃は、それ以前、現在は死語になりつつあるアンダーグラウンドで活躍していた、ライヴやクラブでも精通していたような、各ジャンルの力のアーティストがメジャー・デビューしていた頃でもあったのだが。

 

今はインターネットラジオがあるから、検索のしようによって、世界の様々な地域の音楽を聴くことができる。ずっと聴いていると面白いことがわかる。ヨーロッパの電子音は、1.5年後くらいにアメリカのポピュラーサウンドに取り入れられていると感じる。そして、そのまた数年後か4-5年後くらいに日本の大衆音楽に取り入れられている。そして、普段、外国音楽を聴かない人でも、半年間インターネットで聞き比べると誰でも感じるだろう。

 

2000年になる前にCDバブルがはじけた。このあたりからか、メジャーのレコード会社が洋楽に力を入れなくなってきたと思う。コアな洋楽ファンは、日本盤が出なくても、自分で情報を得て輸入盤で対応していたが、どーんと大きいアーティストのプロモーションが弱くなっていたから、それまでのマスがマイナーとなっていく。だから、その頃、中学生から大学生だった人は、現在、洋楽を聞くという人が少ない。十代の頃は、なんだかんだで大人が作り上げる宣伝に影響されるから。2005年にはiTunesがスタートし、洋楽を聴く層はおじさんおばさん世代のものになりつつある。

 

CDバブルの崩壊、iTunesのスタートから、時間がたった。聴きたくない音が、勝手に耳に入る。それは昔からだけど、今は、ジャニーズ、EXILE、AKB、などなど集団の音楽。雑音。EXILEのリーダーは、昔、六本木のR Hall(だったと思う)で見たことがあるけど、あの頃はよかった。団体で唄う彼ら彼女らは、本人達の意志とは別に、軍隊や、どこかの国のお偉いさんを喜ばせる集団みたいだ。世界が脅威に感じている日本の右傾化を象徴しているように感じる。若い人は、洋楽を聴かずに、こういうのばかりを聴く。

 

誰が何を聴いてよいのだけど。でも、この後、大衆音楽は他の国にも影響していく、と考えたら、この先何が起こるのだろうと考える。

 

RealKei JP】最終更新 07/25/2015 16:42

 

ブロガー、選書家、トランスクリプショニスト、書籍企画編集 / Plenitude Interactions LLC / 元音楽レーベル&出版社勤め / ミニマリスト / 在宅・ノマドワーカー / 女性 / 潰瘍性大腸炎(IBD)歴29年 / お気軽にご連絡ください hello@plen-act.com

 
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