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きちんと観ようと思っていた『エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン(El Bulli : Cooking in Progress)』をやっと見た。

 

via Moti Moody さん

 

エル・ブリ(エル・ブジ)は、2011年に閉店した、夏の間しかオープンしないスペインバルセロナから車で一時間半の場所にあるレストラン。45席に対し、年間200万件の予約希望が殺到していたという。ミシュランガイドの三ツ星を獲得、世界ベストレストラン50の第1位に選ばれたこともある幻の店である。メニューは一度きりで終わりだったそうだ。

 

このドキュメンタリー映画では、エルブリがお店を開けない期間の料理開発と研究、オープン期間の厨房の様子が伺える。オーナーシェフは、フェラン・アドリア。60代の人かと思ったら、映画撮影時は40代。

 

前衛を打ち出しているだけあって、各国料理がふんだんに含まれているように感じた。日本の食材、調理法も多く登場。Caqui(柿)、松茸、柚子、しゃぶしゃぶ、抹茶、(チェリー)梅干しなどなど。我々が薬を飲む時に使用するオブラートに関しては「奇妙なことに日本では薬を飲む時に使う」とのこと。

 

英語が第一言語でない西欧の国に行くと、日本はそんなに目立つ国でないことを感じているので、カタルーニャの一流のシェフに注目されて嬉しい限りである。

 

エルブリでは「感覚的要素」が最も重要で、それを表現するために「科学技術」が必要となる。だから、食材が真空化されたり、窒素を使ったりする。この考えに賛同だ。

 

シェフ達は、まめに記録をとる。メモを残さなければ人間は忘れてしまうということをよくわかっている人達だ。そして、最初は手書きでもその後はPCでまとめるという作業を行うようである。フェランが「データは紙で残さない!」と言って怒るシーンもあった。

 

「創造とは日々の積み重ねだ」、彼は言う。最も印象に残った言葉である。

 

監督は1972年生まれのドイツ出身のゲレオン・ヴェツェル氏。素晴らしいドキュメンタリー作品を撮ってくれた。

 

 

 

 

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RealKei JP】最終更新 01/19/2015 19:23

 

ブロガー、選書家、トランスクリプショニスト、書籍企画編集 / Plenitude Interactions LLC / 元音楽レーベル&出版社勤め / ミニマリスト / ノマドワーカー / 女性 / 潰瘍性大腸炎(IBD)歴29年 / お気軽にご連絡ください hello@plen-act.com