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今年は、ベルリンの壁の崩壊から25年である。「世の中が大きく変わる」ということを、高校生なりに新聞やTVごしに、強く感じた、生まれて初めての出来事だ。それまで、自分にとってのドイツとは、西ドイツのことであり、ボンに引っ越ししてしまった友達と、ピアノの先生のお宅で行われるクリスマス会で頂く伊東屋の包みを開けると、そこには、小さく西ドイツ製と書かれた素敵な小物や文房具があり、毎年の楽しみだった…、それくらいの接点しかなかった。社会国主義国家の東ドイツは心の中にも存在はなかった。1989年に11月に新しい時代が始まるまでは。

 

「ベルリンの壁の崩壊から25年。『東ベルリンから来た女 Barbara』を観ました」(RealKei JP 撮影 : Checkpoint Charlie)

ベルリンが東西に分断されていた時代の国境検問所、チェックポイント・チャーリー。2013年1月撮影。

 

映画『東ベルリンから来た女 Barbara』は、1980年の東ドイツが舞台の話しである。秘密警察の監視のもと、医者であるバルバラは田舎町の病院に赴任する。西ドイツの恋人と密会を重ね、自由の土地を目指し、束縛の国から脱出する準備をしながらも、同僚の医者に心惹かれ、その土地に残るか迷い、決断をせまられるという話し。クリスティアン・ペツォールト監督、ニーナ・ホス主演、2012年の作品。

 

映画『東ベルリンから来た女』予告編

       

                   Flickr : canburakさん

 

全体的に暗いのだが、主人公達は、生活の中でそれなりに明るさを見いだそうとする。人間はたくましい。また、バルバラの家には、突然秘密警察が来て捜査され、体までチェックされる。監視されるということはこういうことなのだということが伝わる。覚えておきたい感覚だ。

 

エンディングでは、Chic の”At Last I Am Free” が流れていた。

 

 Chic – At Last I Am Free

 

 

笑って映画を観たい人にはおすすめしないが、良い作品であった。

 

最終更新 07/20/2015 11:10

 

 

ブロガー、選書家、音楽配信、書籍企画、自由業リモート職・時々外出(Webマーケティング、翻訳、コンサルタント・営業代行) / Plenitude Interactions LLC / 放送大学学生 / 潰瘍性大腸炎 UC IBD 30年、ナルコレプシー、強膜炎 / 哺乳類肉と米と砂糖とお酒は以前にやめた / バターの1日の消費量は100g / HipHop / アフリカンアメリカン文学古書収集家でその手の本をたくさん所有する最小限主義者 / 読書は歴史、人文思想、経済、科学、テクノロジー、外国文学を中心にだいたい100冊以上、最近になりHow-To本も読み物に加わった / 元音楽レーベル&出版社勤め / アイコンは宇野亜喜良氏「妖艶な女帝」 / お気軽にご連絡ください hello@plen-act.com (05/27/2018 最終更新)

 
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