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林真理子氏の著作は、『ルンルンを買っておうちに帰ろう』、『葡萄が目にしみる』、『アッコちゃんの時代』、『Ruriko』、その他、出版社企画の他の作家の短編も集録されたコンピレーションで読んだことがある程度だったのだが、たまに行くお気に入りの書店が、真理子氏御用達本屋で、常に著作が展開されており、サブリミナル効果にあったかのごとく、林氏と野心というものに興味を持ちはじめた。

 

Diamonds In The Roughvia *janh* さん

 

だいたいにおいて、東京都出身者はとてものんびり屋が多い。私の周りの東京人は、経済的に何不自由なく育ち、学歴も高い人は多いが、30過ぎ、同世代のホリエモンが有名になった頃くらいに東京を客観視しはじめ、東京はわざわざ目指す場所だったのかということに気がつく。私も、地方出張に頻繁に行くことで東京を知った。

 

東京以外の人だと、もっと早い時点で目標設定を定め、成功を目指すのが当たり前のようだけど、首都圏育ちの人達は、ただ普通の暮らしをすることだけに価値をおいているような気がする。

 

関係ないけど、東京都出身の人でタトゥをいれている人を見たことがない。近くに実家があるか同居していたら、親に気付かれるものね。我が子が入れ墨をいれていたら大抵の日本人の親は卒倒しますよ。

 

好きなことができる環境で働けていた私も、典型的な東京人だった。のんびりというか、鈍感な…。でも、リーマンショックの前の1-2年、予兆とも言える表層の景気の良さがあったはずだが、不穏に感じたのも事実で、その時くらいから、それまでとは違う人生目標が生まれ、コツコツと歩んでいるのではあるが。

 

そこで真理子本である。林真理子さんは劣等感や嫉妬心をバネに大成功した人だ。私は、そういう感情が欠如しているし、世代も異なり、目に見えるものへの価値観が違うこともたくさんある。いかんせん、私の場合は、物は少なめに所有して生きることが目標だからである(だいぶ減っているが、まだまだ)。種類が違うが、欲を持って生きるのは素晴らしいことだと、著作を読むと気持ちが高まる。

 

以下は私の真理子論である。

 

普通の生活を送り、美的感覚を鋭く持つ

真理子氏は、本が売れない時代でもひっきりなしに仕事の依頼を受けている。毎朝6時に起きて、母親、妻、犬の飼い主としてせわしなく動き、昼間は仕事、色んな職業の人や近所の人達と交流する。こんな日常があるから面白いものが書ける。美への興味も強く、TVにうつる自分を「おばさん」と言い、整形とは異なる「お手入れ」をする。若い時より美しくなったと人が評すのは「努力をしたから内面の美しさが出ている」ということを言い放つところも、若くないから言えることで痛快である。

 

いい人

真理子氏のエッセイを読んで、お腹を抱えて笑うこともあるし、ジーンと涙することもある。ここまで言うかというひどいことも書いているけど、気分がすっきりする。バブル時代の良い部分をひきずっている世代の人だが、強運なのは、純粋な人柄や、好奇心旺盛というところが大きいのだろう。それ故に良いスタッフが集まり、良い仕事もできる。東日本大震災後のヴォランティア活動をやっていることはつゆ知らず。両親がお亡くなりになった被災した女の子が役者になりたいと相談してきた時、本当の母親なら何とアドヴァイスするかと悩んだりするのは、笑いもするが、泣きもする。不健全な精神だからものが書けると言うけど、不健全だから人の複雑な気持ちを汲み取ることができるわけだ。真理子さんいい人。

 

未来の模範となる

夜な夜な酒を飲み、編集者との付き合いと出版界の話しばかりになったら、ああこの作家の交友関係はせまく、出版社におんぶに抱っこな人になって酒ばかり飲んでいると、読む気が失せる。でも、真理子氏はそういうのがない。まだ全部読んだわけではないから記述があるかもわからないが、お嬢さんの模範になることを一生懸命やっているということを感じるのだ。子どもは未来であるということが、子どものいない私にも伝わる。

 

山梨から東京に出てきた普通の女の子が、屈辱と苦労を味わい、すさまじい努力のもと女性になる。諦めずに続けていることが素晴らしく、結果を出し、多くの人の共感を得ているを理解する。

 

真理子本は、人生をやる気にさせる。美容ネタも多いけど男性にもおすすめ。

 

昔、林氏を表参道のAvedaで見たことがある。その時はファンではなかったから声はかけなかったけど、いつか真理子氏御用達の私のお気に入りの書店で、偶然お目にかかりたいものだ。

 

 

クリック >> 林真理子 の本

 

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最終更新 07/10/2015 04:26

 

 
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