スポンサーリンク

団塊ジュニア世代の私が小学生の頃、大人たちからよく言われていたことがあります。

 

それは、電話はかけた方が先に切る、ということ。

 

相手が目上の人であろうとでもです。

 

江戸時代には江戸とは呼ばれなかったけど、東京都23区内(一応現代のみやこ)の、とある地域ではそれが慣習でした。

 

私が通っていた公立小学校では(2校体験。一瞬だけ23区下の学校に通っていたこともあった)、全児童の家の住所と電話番号は学校発行の一冊の冊子に公開されており、別途、一クラスごとには感染系の病気や台風などによる学級閉鎖などが行われる場合に備えて連絡簿が存在し、教諭—>数名の児童の家—>次の児童—>次の児童・・・—>最後に連絡を受けた児童または保護者が教諭へ「連絡を受けました」と折り返す、ということが行われていました。

 

子どもにとっては興奮する連絡手段で、ある時期の教師は「今放映中のNHKの「シルクロード」を観てください」という連絡をよくよこし、皆で楽しんでおりました。懐かしい~。

 

先にかけた方が先に切るというのは、アナログ手段によって、電話でコミュニケーションを行っていたからこその、みやこの大人たちからの子どもたちへのサジェスションです。

 

当時は、インターネットというものは庶民のものではないし、当然SNSもないし、現在の連絡手段の王者LINEもないし(私は過去も未来も使うことはないツール)、それ以前にコンピュータが家にある人は学年に一人いるかいないかのレヴェル、ファックスがどこの家に置かれるのもまだまだ先の話し、たしかに、貧困により電話がないお宅も三クラス中二人いたのも記憶しているけど、電話は庶民のための最強で最高の連絡手段でした。

 

夜8時半、9時をまわってどこかの家に電話をする時は、小学生ですらが「夜分遅くに申し訳ございません」と一言添えて友達に取り次いでもらったり、よそのお宅で電話を借りた時は、念のため親から持たされている公衆電話用の数十円のうちの10円を友達の親御さんに渡し、「あらいいのよ~」と言われても、「母から言われていますので」と無理やり受け取ってもらう、というやり取りが、私が暮らしていた地域ではごく普通のことでした。

 

電話にはマナーがあったのです。

 

「電話をかけたほうが先に切る」ということもその一つでした。

 

現代は、個人間で電話をするということはそうそうなく、電話をやりとりするのは、個人 対 自治体やサーヴィス業者の法人にほぼ限られるのですが、かなりの確率で、声からして三十代前半以下と考えられる人達からの「こちらから電話をかけているのに先に電話を切る」態度に遭遇し(相手が一流企業と言われる法人でも)、担当者は、東京23区以外の出身者なのかな、みやこのマナーやルールを守れない(神奈川を含む)みやこ外の地方から出てきた田舎っぺなのかな、その人の雇用主や上司や先輩も同僚も後輩も電話世代ではないからその人にマナーを教えないのかしら、などを想像する余裕もなくカッチイイイイーーーーーンときます。

 

本人に伝えたくても、電話を切った後だから、何も言えず、ブログに書いています。

 

 
ブログに関するお知らせ

2017年5月23日から2018年6月までに完了予定で行っていたメニューバーの大工事が2018年5月23日をもって終了しました。現在は、長期に渡って、音楽 / 映画 / 写真 / 美術 のメニューバーの工事を行っております。よろしくお願いいたします。