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8月9日は、8月6日の広島に続き、長崎の原爆記念日である。

 

私にとっては、母の父の命日でもある。祖父は、母が生まれる少し前(お腹にいる頃)、原爆で亡くなった。

 

去年アップした記事

長崎の原爆で亡くなった祖父を思う

 

今年の5月、仕事の用事で長崎に行った際、駆け足で街を歩き、祖父が国語の教諭として勤務していた海星学園を外側から見学し、おそらく亡くなったであろう場所にも行き、市内の寺町にある浄安寺でお参りをした。10年ぶりのことだ。

 

その古い大きな墓に、ひっそりと祖父の名前が刻まれていた。祖母は実家への思いが強過ぎて、この墓には入ることはなかった。

 

まるで家族がいなかったように、祖父は丘の上の墓地から遠い空を見上げているようにも見えた。

 

墓参り後、ふと思う。

 

祖父が生きていたら、祖母、伯父と伯母、そして母の人生は確実に違っていた。そして、私はこの世に誕生していない可能性が高い。人生とは何とも皮肉でおもしろいのだろうか。

 

祖父をよく覚えているという、母の従姉、同じく現役時代は国語の教員をやっていた親戚のおば曰く、祖父は虚弱体質で(というわけで戦争にかり出されなかった)、好奇心旺盛で、本ばかり読んでいたそうだ。

 

体が丈夫でないとか(だいぶ元気になったが)、知りたがり、本好き。私に流れる祖父のDNAを感じた。

 

毎年、8月6日と8月9日は、どうしてもダークになりがちだけど、5月の墓参りで、何かがスポーンと抜けた。先祖の良いところは、引き継いでいきたいと強く思ったのだ。

 

そんな平和な思いを持ちながら、原爆で亡くなった者の遺族だからこそ言いたいことがある。

 

毒を吐きますよ。

 

それは、表層で、原爆を語る人がイヤだということ。

 

広島と長崎の原爆記念館へ足を運びましたか? 被爆者や二世以降の人達の話しを直接聞きましたか? TVや新聞やラジオやインターネットや雑誌のメディアでなく、関連図書は何冊読みましたか? なぜ図書かと言うと、書籍の内容は、たいていの場合広告代理店が介入しないからだ。

 

ポーズはやめておくれと言いたいのだ。

 

6日の広島原爆記念日もそうだったけど、私は、今年の8月9日もひっそりと、お線香をあげる予定だ。

 

長崎オランダ坂 RealKei JP 撮影 2015.05.24

長崎オランダ坂 RealKei JP 撮影 2015.05.24

 

 

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最終更新 08/16/2015 09:41

 

 

ブロガー、リモートIT職、選書家、音楽配信、書籍企画 / Plenitude Interactions LLC / HipHop、アフリカンアメリカン文学 / ミニマリスト / 潰瘍性大腸炎 UC IBD 30年、ナルコレプシー、強膜炎 / 2017年10月より約20年ぶりに学生(通信制大学科目履修生) / 元音楽レーベル&出版社勤め / アイコンはマジョリ画の妖艶な女帝 / お気軽にご連絡ください hello@plen-act.com / 現在、仕事のための勉強と大学の勉強でせわしく過ごしているため、通常の投稿がしばらくの間、週1-2回ペースになります(11/06/2017)

 
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