ブログという媒体は、一見すると誰にでも始められる手軽なものに見える。しかし、実際に運営を続けていると、それが書くだけの作業ではないことに気づかされる。
文章を書くこと自体も、もちろん体力と気力を使う作業だ。だが、その原稿を支える裏側には、別の種類の仕事が控えている。たとえば、検索エンジンに向けたタイトルや要約、キーワードといったメタ情報の設定は、営業のようなものだ。そして、タグやカテゴリーの管理は、編集部でいえば整理や編成に近い仕事だろう。原稿を書くだけでは、書籍にも雑誌にもならない。それと同じで、書くだけでは、ブログという媒体は成り立たない。
こうした裏方仕事に、最近はAIの手を借りることも増えた。いくつかのサーヴィスに同じ指示を出し、返ってきたものを見比べる。それでも、誤植があったり、こちらの意図が十分に反映されていなかったりする。どれを使っても、最後は人間の目による確認が欠かせない。これは指示を出す側の、私の技量の問題でもあるのだろうが、便利になったぶん、見落としの怖さもついて回る。
データの管理方法についても、変遷があった。
かつて、同じURLのWordPressでブログを運営していた頃は、データベースに記録があるからと安心し、バックアップといえばタイトルと本文を保存する程度で済ませていた。それも、続く時期もあれば、続かない時期もあった。しかし、タイトルと本文だけの記録では、後になって振り返る手がかりとしては心もとない。
今は、Excelやスプレッドシートを使い、日付、タイトル、本文に加え、カテゴリーやタグなどを横並びにして管理するようにしている。エクスポート機能はあるものの、そのボタンを押すのは結局、手動だ。
