今後、高級美容液は必須、と言い出すことがあるかもしれないけど、団塊ジュニア世代に生まれた私が、生きていて気がついたことの一つに「十分な睡眠をとり、水分とミネラル、適切な栄養を摂取する。そして運動と日光浴を毎日していれば、洗顔石けんと多少の油分以外、顔用の基礎化粧品はいらない」ということがある。これは、数々の消費と実験を繰り返して行き着いた結論だ。基礎化粧品は、日々の暮らしを整えた先にある、おまけだと思っている。 

10年前、長年の憧れだった「化粧水と乳液と美容液を使わない」への移行に成功した。1カ月くらい何もつけない生活をしてみると、最初はカサカサするが、3週間目あたりからスベスベになると聞いていた。何度も挑戦していた。でも、普通の生活を送っていると、初期の荒れた肌を人に見せることはできず、そのたびに挫折していた。

だが幸か不幸か、持病による長期入院と、その後の介助ありの生活が訪れたことで、強制的に、その実験を行うチャンスを得た。睡眠時間も8時間以上確保した。聞いていたとおり、肌は落ち着いていった。そして、あれこれ買わず、つけない生活が始まった。肌もすっかり慣れた。現在は、せっけんとセリンを中心に過ごしている。

今の健康な状態であっても、8時間は横になって、7時間以上寝ないと夜まで体がもたない。5-6時間が3日も続くと、子どもの頃からのアトピーがでたり、持病の症状顔を出したりする。私の場合、アトピーは「超」がつくほどの危険信号だ。だからこそ、睡眠不足の予兆を感じたら原因を排除する。やめられることはやめ、断れることは断る。 

8時間ベッドで過ごすということは、何かを削ることにはなる。でも、私にとって睡眠は美容以前に生きる土台だ。

美容は、鏡の前より、床にある。

 

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